メタボリック症候群と筋力トレーニング

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メタボリック症候群の多い40代、50代に現れる最も大きな身体の変化は筋肉の衰えです。筋力が衰えると基礎代謝が減り、その分エネルギーが脂肪として体に蓄えられてしまいます。また、ダイエットのためにどれほど運動をしても、身体の基本となる筋肉が少なければ効率的に脂肪を燃焼することができません。
そこでメタボリック症候群の予防のためには、筋肉トレーニングがとても重要になります。
筋肉は正しいトレーニングを積み重ねることによって確実に発達します。しかし必ずしもスポーツジムに通い、高価なトレーニングマシンを購入する必要はありません。縄跳びや腕立て伏せ、腹筋など自宅で簡単に実践できるもので十分効果をあげることができます。
内臓脂肪を減らすための筋肉トレーニングは、激しいものよりも軽度から中程度のレベルが適しています。むしろ肥満やメタボリック症候群の人が激しい筋肉トレーニングを行うと、心臓や血管に負担をかけることになり危険です。自分で少々キツイと感じる程度、余裕を持ってペースを維持できる程度が最適なレベルです。
また筋肉トレーニングの前後には、ストレッチを行って筋肉をリラックスさせることも大切なことです。
そして慣れるまでは最低でも一日空けて筋肉を休ませるようにします。筋肉は休息期間に修復され、より強い筋肉に発達するのです。これを怠ると筋肉は発達するどころか縮んでしまいます。筋肉トレーニングに慣れてきたら一日筋トレを10分、その後にストレッチや有酸素運動を組み合わせ、合計20分程度の運動習慣をつけることが理想的です。

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