メタボリック症候群と食事バランスガイド

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メタボリック症候群の増大が社会問題となる中、2005年には厚生労働省と農林水産省によって「食事バランスガイド」が策定されました。
内臓脂肪の蓄積が原因で起こるメタボリック症候群では、食生活を見直すことが重要な対策です。しかし具体的な食品や量の目安が身近なところになく、栄養の知識が少ない人や外食の多い人などは栄養のバランスを考えて食事をすることが困難でした。これまでにも政府によって食事の指針が示されていましたが、あまり国民には知られていませんでした。
現在、食事バランスガイドはスーパーなどでポスターやリーフレットで目にする機会が増えています。スーパーでは少し目を止めて家庭でのメニューの参考にし、その場で買い物に生かすことができるでしょう。
食事バランスガイドは、栄養の知識が少ない人でも理解できる内容になっています。イラストはバランスを崩しやすいコマがイメージされ、どの食品が欠けるとバランスを崩しやすいかがすぐに分かります。
内容は食品を6つの区分に分け、それぞれ一日に摂る量の目安を数で示しています。どの食品がどの区分に入るかは一目でわかるようになっています。自分の食事内容と比較して、不足しているものと摂りすぎているものを簡単に知ることができます。
食事バランスガイドはメタボリック症候群の予防だけではなく、子どもの食育にも活用できる内容です。
それぞれの立場で食事バランスガイドを有効に利用し、メタボリック症候群の危険のない健康な食生活を目指しましょう。

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