メタボリック症候群と薬

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近代は医学が進歩し、薬によってあらゆる症状を改善することができるようになりました。しかし薬には必ず副作用があり、人の体に少なからず負担をかけてしまいます。一般的にメタボリック症候群の予防、改善には一に運動、二に食事、三に喫煙、最後に薬と言われます。メタボリック症候群の治療は内臓脂肪を減少させることが基本ですが、内臓脂肪を減少させる薬はまだ日本にはありません。メタボリック症候群は生活習慣が原因であるため、生活習慣を改善すれば内臓脂肪は減少し、薬は必要ないのです。つまり自己努力によって生活習慣を改善し、できるだけ薬を飲まないでメタボリック症候群を改善することが望まれます。
しかし糖尿病、高血圧、脂質異常などは症状や進行度合いによっては運動、食事だけでは改善が見込めず、どうしても薬が必要な時があります。その場合は薬が処方されますが、受け取る時に医師や薬剤師の説明をよく聞いておくことが大切です。特に飲む量と時間、副作用については薬を飲む前にしっかり頭に入れておく必要があります。
また薬には飲み合わせると思わぬ副作用が現れる危険な組み合わせがあります。医師や薬剤師が処方する薬は飲み合わせが考慮されているため安心ですが、自分で勝手に市販の薬を飲む行為、2つ以上の病気を持っていて別の病院で処方された薬を飲む場合などに注意が必要です。
医師から処方された薬を飲むときには、他に服用している薬を報告し、自己判断で別の薬を飲まないことが大切です。

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