メタボリック症候群と運動

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メタボリック症候群の大きな要因の一つに運動不足があげられます。メタボリック症候群の原因である内臓脂肪は、皮下脂肪と比べてたまりやすく減らしやすいという性質があります。メタボリック症候群が多い中年以上は基礎代謝も落ち、どうしても内臓に脂肪がたまりやすくなります。特に現代は洗濯機、掃除機、電話、FAX、自動車などが普及し、家事でも仕事でもあまり身体を動かす必要がない生活になっています。このような生活は内臓脂肪を蓄積しやすい生活なのです。
そこで内臓脂肪を減らすためには食生活の見直しに加えて、毎日の運動習慣を徹底することが大切です。運動で身体を活発に動かすと消費エネルギーが増え、たくさんの血糖や脂質が消費されるようになり、内臓脂肪が減っていきます。そして血糖値や脂質異常、高血圧が改善され、メタボリック症候群の予防や改善につながります。
内臓脂肪を減らすのに効果的な運動は有酸素運動です。ウォーキングは続けやすく、毎日の生活に取り入れ安い方法です。またジョギング、水泳、サイクリングもお勧めの有酸素運動です。またこういった運動以外に日常生活の中で、通勤時に駅のエスカレーターを使わず階段を利用する、一駅分を歩く、買い物に自動車を利用せずに歩くなどの工夫をすることも、毎日続けることによって大きな効果が期待できます。
運動で大切なことは少しずつでも毎日続けることです。無理なく続けられる自分に合った運動を見つけるとよいでしょう。

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