メタボリック症候群と漢方

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近年では西洋医学に代わる代替医療を求める動きがありますが、中でもメタボリック症候群では漢方による治療が注目を集めています。
漢方とは中国から伝わった医学に日本人が手を加えたもので、漢方薬によって治療が行われます。メタボリック症候群で処方される漢方薬の代表的なものには九味半夏湯加減方、防風通聖散などがあり、薬局でも手に入れることができます。
九味半夏湯加減方は代謝を促進する働きがあり、内臓脂肪を減らすのに効果的です。また血圧低下や血糖降下作用もあります。
防風通聖散は体内の水分循環を改善する効果があり、高血圧を改善します。
血圧、脂質、血糖に著しい異常値が示された場合には薬が処方されますが、薬を飲むほどの値ではないという場合もよくあります。そのようなときに正常値へ近づける手助けとして漢方薬が利用されることがあります。
またメタボリック症候群の予防、改善のためには生活習慣を見直すことが必要ですが、実際には生活習慣を改善することは容易ではありません。そこで漢方薬を補助的に利用してメタボリック症候群を効果的に予防することができます。
漢方薬は天然の材料から作られているもので、一般的な薬に比べて即効性はありませんが、副作用や身体への負担が少ないという点で優れています。じっくりと体質を改善し、徐々に効果を発揮するものです。漢方薬でじっくりと体質を改善し、ゆっくり内臓脂肪を燃焼させる方法は身体にとっても優しい方法だといえます。

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